〜 倒立フォークのシール交換 〜
ZXR250のケース



納車点検前整備を行っている時にフロントフォークからオイルが漏れている場合はシール交換を行います。
車体からフロントオークを外す前に、トップボルトを緩めておきます。
フロントホイール・アッパーカウルなど外し、フロントフォークを外す準備をします。


トップボルトを緩めたら、車体から取り外します。
フォーク底部にある、アレンボルトを取り外します。
アレンボルトを取り外したら、フォークオイルを排出します。
アウターチューブから、ダストシールとリテイニングリングを外します。
インナーチューブを持ったまま、アウターチューブを力強く引っ張り、この時の衝撃を利用して、アウターチューブをインナーチューブから引き離す。

引き離すとインナーチューブ側にオイルシールが付いてきます。
新品のオイルシールを用意します。
特殊工具を使い、オイルシールをアウターチューブに打ち込み、リテイニングリングとダストシールをはめ込む。
アレンボルトにネジロック剤を塗布し、フォーク底部に規定トルクで締め付ける。

規定トルク 4.0kg


トップボルトをアウターチューブから取り外し、フォークオイルを規定量入れる。

フォーク規定量 約338ml(オイル交換時)
分解乾燥時 約397ml(フォークオーバーホール時)

フォークオイルを入れたら、トップリングを締めて数回ストロークさせる。
取り付ける前に、オイルが漏れていないか確認する。
フロントフォークを車体に取り付け、トップボルトを規定トルクできっちり締める。

規定トルク 3.3kg




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