----- 納車前点検整備 -----

このままでも乗れそうですが20年近く前の車輌です。
これから、公道を安全に走るために
細部の点検及び整備を行います。
外装取り外し
バッテリーを取り外し、充電します。
ミッションオイルを排出します。
当店ではメーカー指定のオイルを使用しております。
今回の車輌は スズキ RGV250γ(VJ22A)なので、
スズキ純正ギアOIL0.7リットル注入します。
冷却水の排出

ラジエターの中も、水を流し込んで洗浄します。


新しいクーラント液をエア抜きしながら注入し、リザーバータンクも基準までクーラント液を入れます。

各車種指定の2stオイルを補充します。
RGV250γにはスズキ純正 CCIS SUPER OIL使用します
オイルタンクを見ながら補充していきます。


エアークリーナーエレメントを点検
交換が必要なら、新品に交換します。

エアークリーナーBOXを取り外しました。
キャブレターを取り外します。


インテークマニホールドを外して、リードバルブを取り外し点検・清掃します。


クランクケース内をエアガンを使って清掃し、クランクベアリングに注油をします。
キャブレターの清掃

NSR250Rのキャブ清掃・作業内容はこちら
フロート・フロートバルブの点検を行い、ジェット類を取り外します。
メインジェット・パイロットジェット(スロージェット)を清掃します。
ここで、ジェット類の番数を確認し、車輌の状態に合わせて適正な番数にします。


使用状況に応じて、ガスケットを新品に交換し組み上げ、車輌に取り付けます。
オイルポンプの吐出量を確認します。
当店ではエンジン焼き付き防止の為、少し多めに吐出量を調整しております。




プラグを新品に交換します。
この時、各シリンダーの圧縮を測ります。


排気バルブの清掃を行い、位置を標準に合わせます。

排気バルブの調整方法はこちら

フロント及びリアブレーキを清掃します。
ピストンのシールが破損している場合、新品のシールに交換します。




チェーンを清掃し、張り具合を調整します。

電装(ヘッドライト・ウインカー・ホーン・テールランプ)が正常に動くか点検し、問題がなければ試乗を行います。


他にもホイールベアリングの点検や、ステムペアリングの点検、フロントフォークシールの点検を行い、問題があれば新品に交換します。

オイルシール交換の作業内容はコチラ

車輌により、コンディションはまちまちですのでその都度、変更調整・試乗を繰り返します。


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